まいど

氷川書房の前面は、京成青砥駅とJR亀有駅を結ぶ道路で、
幅員はたいしたことないが、交通量はわりと多い。

10月中旬のある日、仕事していると、道路の方からネコの鳴き声が聞こえてくる。
意識の片隅で「小太郎が外で鳴いてるのかな?」と思う。
が、よく見ると小太郎は店内で寝ている。
じゃあいったい??
外に出てみると、道路上を子ネコがウロウロしている。
「あぶない!」捕まえようとするが、おびえて逃げ回る。
とりあえず脇道に追い込む。
やれやれ、一安心。
氷川書房の横は細い通路になっている。

日が暮れた頃、今度はその通路でネコが鳴いている。
さっきの子ネコだ。
こんどはあっさり捕まる。
ここで放してしまえば、また道路に出て、今度こそ本当にクルマに轢かれてしまうだろう。
考えている余地はない。とりあえず店に放り込む。

ココハドコ?
オス。生後半年くらいだろうか?
子ネコというか少年ネコ。
こいつウルサイ!
興奮状態なのか、ずっとわめいている。


夜は店内に閉じこめたままにして帰宅した。
翌日。
元気にみえるけど風邪を引いているらしい。
くしゃみが止まらない。血の混じった鼻水を撒き散らかす。
すぐにボクに慣れた。
仕事していると膝のうえに這い上がってくる。

そして、わざわざ膝のうえに来て、くしゃみをする。
鼻水が飛び散る。
鼻水が乾いてエプロンがこんなになってしまった・・・・
(汚い画像でゴメン!)

とりあえず、ボクがお昼を食べてるところで鼻水を飛ばすのはやめてほしい・・・
くしゃみは止まらないけれど元気。

仕事机にのぼってイタズラしまくる。


4、5日経っても、くしゃみが止まらないので近所の動物病院へ。
体重は2.5キログラム 野良ネコにしては目ヤニも少なく毛並みも良い。
もしかして、どこかの家で飼われていた?
回虫を退治する薬、ノミを退治する薬をつけていただく。
そして、抗生物質の粉薬をいただく。
これで良くなるだろう。
予防接種などは風邪が良くなってから。
先生ありがとうございました。


さてさて、人を怖れず、元気も良さそうで飼いやすいネコじゃないかしら。
アナタ、飼ってみませんか?
小太郎:ボクからもヨロシク