氷川書房はゴールデンウィーク中も平常通りの営業なのですが、
ひと晩だけ、有楽町へ。
音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に行ってまいりました。

お目当てはヴァイオリンのオーギュスタン・デュメイ。
現役ヴァイオリニストでは、もはや「巨匠」の一人。
あのグリュミオーの弟子。
んでもって曲目はドビュッシーとフランクのソナタ。
デュメイお得意のフランスものであります。
同じ奏者・同じ曲のCDも持っていますが、それに比べるとオーソドックスな演奏。
「まあ、歳取ったんだろうな・・・」と思いながら聴いてましたが。
弾いてるうちに調子が上がってきて、フランクの4楽章では、さすがの美音。
もう、いったいどうやったらこんなに綺麗な音が出るんだろう−って美音。
節回しもデュメイらしい、ややアグレッシヴな感じの熱演で。
最後の一音が消えるやいなや、「オーッ」というどよめきと拍手。
スタンディング・オベーションの方もチラホラ。
コンサート専用ホールでなく、床がフラットなイベントホールにパイプ椅子を並べた会場。
天井には何やら配管がクネクネしているためか、何だかジャズクラブにいるような気分になってきて、それがまた雰囲気を盛り上げたかもしれませんネ。
いやはやブラボーでございました。
ピアノは最近お名前をよく拝見する児玉桃さん。
しっかりとした太い音色で、よかったです!
フランクのCDはデュメイのほかにもグリュミオー、オイストラフなど持っとりますが、こちらのフェラスも大好きでやんす。
セザール・フランク ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第4楽章