DSC02569.JPG古書店「氷川書房」と4匹のねこの日々

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氷川書房:この図録が面白い!


2014年10月08日

なにもしてあげられなかった・・・その1

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ボクの不注意から、メイちゃんが行方不明になってしまった。

9/10の夜、何の用事か忘れたが玄関のドアを開けた。
こんなとき、タビちゃんやカンクロウは玄関先まで出てしまうことがよくあるのだが、メイちゃんは怖がりで、一歩も外に出ないのが普通だった。

その夜も、タビちゃんとカンクロウが室内に戻っているのを確認してドアを閉めた。
そして寝た。

メイちゃんが外に出てしまっているのに気が付いたのは翌朝だった。

そんなに遠くに行っていないはずだ。
9/11の夜、一階下のお宅のメーターボックスに隠れているのを発見。
ところがボクは慌てて平常心を失っていた。
その場で素手で捕まえようとして、不安でパニックになっているメイちゃんをさらに怖がらせてしまった・・・

結果、取り逃がし・・・ 行く先を見失い・・・

運の悪いことに、我がマンションは10年に一度の大規模修繕工事中で、足場が組まれている。
もし足場に飛び乗ってしまったら、どこへ行ってしまうかわからない。

でも、ほぼ確実にマンション内にいるはずだ。
翌日から捜索をはじめる。
この時点では、わりと楽観的な予想をしていた。
マンション内にポスターを貼らしてもらい、修繕工事の責任者の方にも御協力を御願いし、さらに普段は個人が本来は入れないエリア(機械室のような)にも特別に立ち入らせてもらう。

だが見つからない。
1週間を過ぎて、だんだん気持ちが落ち込んでいく。
(つづく)

2014年10月09日

なにもしてあげられなかった・・・その2

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メイちゃんがいなくなって10日ほど経った夜。

その夜は寝苦しくて、いつもと違って、窓を開けっ放しで寝た。

深夜、カンクロウがベランダで鳴いている声で目が覚めた。
カンクロウの鳴き声に呼応してネコの鳴き声が聞こえる・・・・

メイちゃんだ!!!
カンクロウに呼びかけている!!!
「ここにいるよ!」

興奮して冷静さを失ったボクは飛び起きてベランダへ駆け出る。
カンクロウはボクに驚いて鳴くのをやめてしまう。

結果、メイちゃんがどの方向から鳴いていたのか、わからなくなってしまう。

懐中電灯を持って外に飛び出したが、もうメイちゃんの声は聞こえない。
やみくもに探すのだが・・・

翌朝、今度こそ、の意気込みでマンション内を捜索。
かなり強引に、いろいろなところを探してみるのだが・・・
工事用の足場にも登らせてもらったけれど・・・

もう、マンション内にはいない−と結論づける。

この日からは捜索場所をマンションの外に求めることにして、ポスターを貼ることにした。
(つづく)

2014年10月10日

なにもしてあげられなかった・・・その3

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外にポスターを貼ってみたところ、お二人の親切な方から情報が寄せられたが、発見につながらず。

毎晩懐中電灯片手にマンション周り、近くの公園などを探すが・・・

やがて諦め気分になっていき・・・
今日で、とうとう一ヶ月経ってしまった。。。

思い浮かぶのは自責と後悔ばかり。

もうちょっとできることがあったのじゃないか。

特にマンションの中を探すのは、他の住民の目もあり(親切に協力して下さった方もいたけれど)、なかなか思うとおりにはいかなかった。でも、覚悟を決めてもう一歩踏み込んでもよかったのではないか。

一度だけ見つけたとき、慌てずに放っておけば、やがて自分から帰ってきたのではないか・・・
ボクが慌てて騒ぐから、かえって追いやる結果になってしまった。。。

ああすればよかった
こうすればよかった

トムやしんのすけは野良ネコの経験が長かったから、いなくなっても何とか生きていくだろうという、かすかな希望もあった。
だが、ちっちゃな赤ん坊の頃、道端で保護したメイちゃんは、それ以後、家の外に出たことはなく、とっても怖がりな性格で、予防接種で病院に連れて行くだけでも大変な騒ぎだった。
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(2011年9月 うちに来たばかりの頃)

そのメイちゃんが外で自活できるとはとても思えず・・・
すでに最悪の事態を迎えているのかと思うと・・・

2011年の8月末に道端に「落っこちていた」メイちゃん。
3年一緒に暮らしたけど、小柄で控えめな性格だったから、あまり手のかかった想い出もない。
いつもじっとボクを見つめて、ボクの傍らで、ボクにカラダをくっつけて静かに座っていた。
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3年のあいだ、メイちゃんと暮らして、とっても楽しかったし、幸せだったのに
ボクは、メイちゃんに何もしてあげられなかった・・・

ゴメンね
メイちゃん。。。

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2014年10月18日

思い立ったら土浦

メイちゃんがいなくなってから、1人のときは気分が落ち込みがち。

そして気が付けば秋本番。
10月18日、東京はよく晴れ、暑くもなく(いや、暑いか)寒くもなく。
ふと、どこかへ行ってみたくなった。

子供の頃から歴史オタク。
歴史学者を夢見た時期もあったっけ。
(なろうと思えばなれたのだが。なんでならなかったのかな。まあ、古本屋になったから、いっか!)

歴史少年が必ず通る道は「お城」です。
お城好きは意外に多い。
テレビを見ていたら、ロンドンハーツの淳が、お城の結構高度な知識を披露していて、へぇ、と思ったことがある。

朝、ふと思い立った。

そうだ、土浦に行こう。

お城といえば「櫓」。
関東地方では、江戸城を別として、櫓が現存しているのは、土浦城だけ。
(笠間城の櫓も現存しているが、移築・改造されている。高崎城の櫓も移築復元である)
以前から行ってみたいと思いつつ、なまじっか近いばかりに、チャンスがなかった。

で、氷川書房のルーティーンワークを終えると、一路土浦へ。

氷川書房を出てから1時間。
土浦駅に降り立つ。近いなぁ〜
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おりしも昼どき。

腹が減って死にそうだ・・・

というわけで、目に入ったこちらのお店で天丼をいただきました。
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孤独のグルメごっこをしつつ。
そうきたか!?
軽いコロモでおいしかったですよ!

お店を出て、昭和な商店街を進んでいくと
(しかし土曜だってのに人がいないね)
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突然に城下町らしい町並が!
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テンションがあがる。

やがて裁判所など官庁街に入る。官庁街といばお城の匂いプンプン

そして唐突に
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おぉ! 突如姿をあらわした「東櫓」(本物ではなく復元したもの)
堀と土塁のうえに4間×5間の中規模櫓。迫力あるなぁ〜。

あ〜、お城だぁ。来て良かった・・・
石垣がなく、土塁の上に直接櫓が乗っているのが関東の城らしさ満載でまたイイ。

そして
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写真で何度もみたことのある櫓門。別名太鼓櫓(本物)
こぶりだけど武骨な感じがいい!
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この門をくぐると本丸。
本丸は御殿こそなくなったけれど、この櫓門と裏門、2つの櫓、そして土塁が残り、ほぼ完璧な保存状態といってよいのではないでしょうか。

櫓門は内側から見ると、小屋組みの上に漆喰塗に瓦葺きの2階が乗っかり、結構不安定な印象
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櫓門の左右には鉄砲狭間を切った漆喰壁が付属(復元)
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そして、さきほどの東櫓。内側から。
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内部を見学できます。
古写真をもとに、江戸時代の工法で復元した。
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もうひとつの「西櫓」(本物。ただし一度解体されている)
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西櫓は少し小さい3間×4間。内部は非公開。
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せっかくなので、二の丸にある土浦市立博物館を見学して
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お城を少し離れると
藩校の門が現存
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内側から
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周囲を少しブラブラ。
こんな素敵な教会を発見
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最後はお城の前のこちらのパン屋さんで自家製クッキーを買ってベンチでひとやすみ。
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おいしかったです。

というわけで半日の土浦歴史散歩。
土浦の駅からは霞ヶ浦が見え、この町が霞ヶ浦の港町としても栄えたことを思い出し、列車の窓から間近に見える筑波山から幕末の歴史に思いを馳せ。

いやはや、土浦良かったです。
では。

2014年10月21日

小太郎病院へ行く

先週あたりから小太郎の様子がおかしい。
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下あごが腫れて、異臭もする。

私の撮った下手くそな画像ではよくとらえらえられないが
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実物は下あごが突きだしたような印象。
しかも日に日に大きくなっていく。
腐敗臭もする。

1週間様子をみたが治りそうもないので、病院へ。

小太郎は5年ぐらい前に、当店の大家さんに去勢手術に連れて行ってもらって以来、一度も病院に行っていない。
ケージに入れられるのもその時以来だと思う。

普通なら抵抗して大騒ぎになるところだが・・・
昔と違ってヨロヨロして体重も軽くなったので捕まえるのは簡単。
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ダセヤ
オラヲドコヘツレイク

ウノも、しんのすけもお世話になったおなじみの病院へ
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待合室にて
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割と簡単に観念した模様

診察室をヨロヨロと逃げ回るが
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歯周病から細菌が入り、あごの中にウミが溜まっている模様。
切開手術して洗浄し、抗生物質を注射
結構たくさんのウミが出ました。
所要ほんの5分。先生と看護士さんの見事な手際でした。

帰ってきたよ。
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あごの毛を剃られたので、間抜けな顔に。
まだ出血している。ちょっと痛々しいかな。
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ウノはひとり心配していました。

おじさんが帰ってきて良かったね!
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ウノ:おじさん心配したヨ
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