DSC02569.JPG古書店「氷川書房」と4匹のねこの日々

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氷川書房:この図録が面白い!


2017年03月01日

お昼寝いろいろ

まだまだ寒いとはいいながら、ちょっぴり春らしい日もちらほら。

午後の室内は陽が差して結構ポカポカです。
ネコたちが、ゆる〜く過ごせる季節が近づいてきましたね。

ウノがぬくぬくとお昼寝中。
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でも、シッポだけは起きているみたいで・・・
ユ〜ラ
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ユ〜ラ
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ユ〜ラ
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ユ〜ラ
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夢を見てるんでしょうかね?

一方、小太郎はワタシの膝の上でお昼寝中
なんですが・・・
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頭の位置が微妙すぎる
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おでこをくっつけているのは、椅子の肘掛けですね。
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超絶ビミョーなバランスで熟睡中・・・
これじゃぁ オレ、動けないよ・・・

2017年03月05日

小太郎倒れる

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長い闘病生活のなか、ゆるやかに、ゆるやかに衰弱を続けていた小太郎が倒れました。

3月4日、ワタシは神保町での古書展の最終日。
朝、給餌とトイレ掃除のため店に寄ったときはいつも通りだったのですが・・・

夜7時過ぎに戻ると・・・

店の奥で倒れていました。

足腰は立たず、舌がダランと垂れ下がり、痙攣している様子は、コマちゃんの死ぬ時のようでした。

声を掛けて抱き上げると、痙攣はさらにひどくなり、痛みが襲うのか声をあげて苦しみました。
このまま死んでしまうのだ−と思いましたが、しばらく苦しみ続けたあと、呼吸は静かになり、グッタリと横たわりました。
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今は3月5日の午後。
小太郎は静かに寝ています。苦しみはないようです。
「小太郎」 呼びかけると顔をボクに向けようとするのですが・・・
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ときおり、寝がえりを打とうとするのですが、思うように動けないようです。

注射器で口に水を流し込んでみますが、うまく飲み込めず、おおかたは外にこぼれていきます。
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神さま。
どうか小太郎をこれ以上苦しませないでください。
おだやかに旅立たせてあげたい・・・・

2017年03月10日

さよなら小太郎

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3月7日未明、小太郎は息を引き取りました。

深夜ゆえ看取ることはできず、朝、店に出勤すると、すでに冷たくなっていました。
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コマちゃんの時と同様に共同火葬・共同埋葬で、業者の方に遺体をお渡して永遠の別れとなりました。


病気に気付いたのは2013年の夏。
3年半に及ぶ長い長い闘病生活でした。

症状からみて、慢性腎不全に甲状腺機能亢進症を併発していたと思います。
2015年の春からは、抵抗力の低下に伴って感染症にも罹り、病院で抗生物質を投与すると良くなるが、しばらくすると再発−の繰り返しでした。

甲状腺機能亢進症は、最近増えている病気だと聞きます。
食べても食べても満足せず、ウノのごはんまで横取りしてしまう。
それでもどんどん痩せていく。なかなか苦心しました。
粗相も多く、売り物の本をダメにしてしまったことも何度もありました。

医療は最小限にとどめましたが、それでも、他のネコたちに比べ、ダントツで「手間とお金と心配」が掛かりました。
小太郎自身も苦しいことが多かった思います。それでも、おおむね穏やかな晩年を過ごしてくれたのではないか−と、なかば願望ですが、そう思っています。

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小太郎がいなくなってみると、正直言って、すこしホッとする部分もあります。
ですが、それ以上に、ポッカリと大きな空白ができたような寂しさでいっぱいです。

性格のおだやかな優しいネコで、ワタシが拾ってきた子猫2匹の面倒をよくみてくれました。
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2012年10月 いまはなき「しんのすけ」と

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2013年10月 ウノと

小太郎の死を悲しんで下さるかたが何人もいて、お花もいくつか贈られました。
小太郎は、いろんな人を癒していたんだな。
大したもんだね。小太郎。

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小太郎。

長い間よくがんばったね。
ホントはもう少し生きてほしかったよ。。。。

7年間、氷川書房の看板ネコを務めてくれてありがとう。

新入り子猫たちの面倒をみてくれてありがとう。

そしてなによりも
氷川書房に来てくれて本当にありがとう


じゃあね


最後に
ボクがお気に入りの小太郎の秘蔵動画、もしよろしかったら一度見てやってください。
(音声とともにね!)

2017年03月16日

ボクがいるよ

小太郎が死んで3日目の夜のこと。

突然ウノが唸りだした
ヴ〜〜 ヴ〜〜〜
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シャーッッ!!!!
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おとなしいウノが「シャーッ」だなんて初めて見た。
どうしたんだろう。裏に見知らぬノラネコでも来てるのかな?
でも、調べても何もいない・・・

そうか! 小太郎が帰ってきてるんだ!!

ネコには人間には見えないものがいろいろと見えるという。
きっと店内に小太郎がいるんだね。


ウノと小太郎は3年半の間、身を寄せ合って暮らしてきた特別な仲。

子猫のウノを連れてきた頃、小太郎はまだ元気だったから、ウノをわが子のように可愛がって面倒見てくれた。
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やがて小太郎の病気が進行すると立場が逆転し、今度は大人になったウノが小太郎をいたわるようになった。
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思えば、ボクは1年365日、一日も休まず小太郎たちの世話に「出勤」するけれど、そのうち45日は古書展、50日ほどは古書の市場で外出するから朝と晩に顔を出して慌ただしくエサとトイレの世話をするだけだし、その他の日も夜はいない。
だから、ウノと小太郎は大半の時間を2匹だけで寄り添って過ごしてきたわけで、ボクにもうかがい知れない絆があるのだと思う。
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(小太郎の遺体を見送るウノ)

それにしても、小太郎がいなくなった氷川書房、寂しいなぁ〜
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ゴソッ
むむ!なにか怪しい音!!

奥には未整理の本が積み上がっている
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???
何か気配が・・・ また小太郎の霊か?

あっ!!
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ネコパ〜ンチ!!
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小太郎おじさんがいないのはさびしいけど、
でも
ボクがいるよ!!
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そうだね!

2017年03月24日

コマちゃんも帰ってきた

東京もだいぶ春らしくなってきましたが、
それでも朝晩はヒーターがないと・・・

我が家で一番あったかい「ヒーター前」は、つい先月の12日に息を引き取る前日までコマちゃん専用席で。
スイッチが入っている限りは、いや、なぜかスイッチが入っていなくても、ここにベッタリだったなぁ・・・
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ところがいまは
カンちゃんが
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タビちゃんが
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メイちゃんが
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かわるがわる座っている・・・

この3匹がヒーターに当たっているところなんて、いままで一度も見たことないのに。
不思議なもんだなぁ

前回投稿で小太郎の魂が帰ってきた話をしましたが、
こっちも、なにかコマちゃんの不思議な力のような気もします。

「ワタシを忘れないでね」って・・・
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もちろん! 忘れないよ。
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