先月、大阪に出張しました。
時間が空いたので大阪城へ。
ワタシ、少年の頃から城オタクなのでね。
今こういうのやってるんですよ。

くわしくは
こちら要するに
大阪城の建築物は戊辰戦争と昭和20年の大阪空襲で焼けてしまったわけですが、
それでも4つの櫓、門と多聞櫓が1セット、そして蔵が2つ、井戸の上屋が1つ 現代に残ったのです。
そのうち千貫櫓、追手門多聞櫓、焔硝蔵(いずれも重要文化財)で、ふだん非公開の内部を特別公開中なのですね。
これは行かねば! というわけで
やってきました大阪城 何十年ぶりだな

おおっ!! 名実ともに近世城郭の最高峰!
テンション上がります
実物は写真よりもずっとスケールが大きくみえます。
右が追手門多聞櫓で、左が千貫櫓

それで思い出したのは、幕末に同じ場所に立ったフランス人ジュール・ブリュネ大尉
フランスが幕府支援のため派遣した軍事顧問団の一員で、旧幕府軍とともに戊辰戦争を最後まで戦った人として知られています。当店のお客様は先刻御承知でしょうけれど。
1867(慶応三)年4月にブリュネがスケッチした大坂城がこれ

同じ4月ですから、ちょうど152年前となります
ワタシの下手くそな写真と比べてみると・・・




てな感じになります
ブリュネの大坂城スケッチはもう2枚あって
これは追手門


(もう1枚は本丸御殿の玄関で、建物は焼失した)
ご存じのように安物カメラのレンズが写す世界は、目で見た印象とは少し違和感があるもの。
むしろブリュネのスケッチの方が実際に見た感じに忠実な気がします。
さすがエコール・ポリテクニーク卒業の秀才!
てなわけで
ああ、オレはいま、150年前の緊迫した情勢下の大坂城と同じ景色を見ているんだなぁ
モーレツに感動するなぁ
と、ひとりでバカみたいに盛り上がって・・・
何十年ぶりの大阪で、城オタク満喫してまいりました。
では。