DSC02569.JPG古書店「氷川書房」と4匹のねこの日々

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2012年06月28日

もう一匹のコマちゃんへ その2

そっくりなこの2匹。
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ちょっとした偶然の重なりで、コマちゃんはあのまま衰弱して死に、
もう1匹の子がウチの飼いネコになっていたかもしれない・・・
そうなったって不思議はなかった。

ボクら人間だってそうでしょう?

親兄弟と出生地は自分で選べない。
でも、それ以外のことは自分で選び取ったんだ−と自信を持って言えるだろうか?

人生で最も重要な要素である「仕事」と「配偶者」にしたって、
自分で熱烈に希望してつかみ取った結果なのか−といえば、そうとも言い切れない。

ちょっとした偶然や、小さな決断や不決断が重なった結果、今の仕事、今の配偶者に行き着いた
というのが、ボクの正直な気持ちです。
別の仕事をして、別の家庭を営んでいた可能性は、日々、いたるところに満ち溢れている。

仕事の話は複雑なので、配偶者のほうを例にとれば・・・
20歳の頃は、その頃つきあっていた「あの人」と、いずれは結婚すると思っていた。
でも、そうはならなかった。
自分も周囲も「結婚適齢期」と認める35歳の頃、その時つきあっていた人と結婚した。
でも、20歳の頃の「あの人」と結婚しなくて、35歳の頃の「あの人」と結婚した理由を合理的に説明できない。
ただただ、年齢的な巡り合わせの結果だ。
出逢う順番が入れ替わっていたら、結果も逆になっていたと思うのです・・・

そんな、らちもないこと考えたことありませんか?
程度の差こそあれ、ほとんどの人は、そんな「可能性の海」を流されて生きているのではないですか?

〈20歳の頃!!〉
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話はとつぜん変わりますが・・・

以前見た「美しき運命の傷痕」というフランス映画に、妙に印象に残るセリフがありました。
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イヤ、この映画、ただ単にエマニュエル・ベアールというボクの好きな女優さんが出てるから見ただけなんですがね・・・
フランス版向田邦子って感じのお話しで。
で、その印象に残ったセリフってのは、
超ウロ覚えなんですが、だいたいこんな感じでした。

「人間なんて自分の判断で生きているように見えて、
実は何か別の力に動かされて生きているのではないだろうか。
中世までの人間は、それを「神の意志」と考えた。
合理性を信奉する近代人は、同じことを説明するために
「偶然」という概念を生みだした」

神の意志なのか、偶然という名の織物に描かれた文様なのか

マンションの一室でスヤスヤ眠るコマちゃんと、
雨の日には軒下で身を縮こませて寒さに震える「もう一匹のコマちゃん」

どうか、どうか、「もう一匹のコマちゃん」が一日でも長く穏やかに過ごせますように・・・・
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