DSC02569.JPG古書店「氷川書房」と4匹のねこの日々

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氷川書房:この図録が面白い!


2014年01月16日

うつくしい音楽!39

ちかごろは「田園」にハマってます。

もともと弦楽器好きのワタシですが、去年の年末ごろから
「あぁ 弦楽合奏で一斉にワ〜〜ッと鳴るところを聴きた〜い!!」(意味不明)
と思い始めたら止まらなくって。

弦がワァ〜〜ッと鳴る(また意味不明)曲なら、これでしょう!
ということで、ベートーヴェンの田園です。

こんなに弦楽器の音が美しく重層的に聴ける曲を他に知りません。
まさに 弦の音の織り物

下でリンクを貼った動画ですと第一楽章の終わり11:40あたり
そして終楽章の41:20から最後にかけて、チェロと第一バイオリンの掛け合いや第一・第二バイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスが一斉に鳴るところ
いや〜〜〜っ 美しい!!

CDで聴いている内に興奮して、バイオリンで飛び入り参加してしまうのです (*゚o゚*)

ちなみにワタシの持ってるCDは
ワルター/コロンビア響
カラヤン/ベルリンフィル
バーンスタイン/ウィーンフィル
なのですが、
名盤の誉たかいワルター盤はコロンビア響がスタジオ専門のオーケストラだそうで、編成が小さいんだそうです。なので「弦がワァ〜〜ッと」(またまた意味不明)鳴らないのです。
カラヤンは、ちとテンポが速くって、どうも。。。
というわけで、バーンスタイン/ウィーンフィルばっかり聴いておりやす。。
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何かおすすめがあれば教えてくださいね!

今日は同じウィーンフィルをティーレマンが指揮した動画をどうぞ
交響曲第6番「田園」 ヘ長調 op.68

2013年05月06日

うつくしい音楽! 38

氷川書房はゴールデンウィーク中も平常通りの営業なのですが、
ひと晩だけ、有楽町へ。
音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」に行ってまいりました。
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お目当てはヴァイオリンのオーギュスタン・デュメイ。
現役ヴァイオリニストでは、もはや「巨匠」の一人。
あのグリュミオーの弟子。
んでもって曲目はドビュッシーとフランクのソナタ。
デュメイお得意のフランスものであります。

同じ奏者・同じ曲のCDも持っていますが、それに比べるとオーソドックスな演奏。
「まあ、歳取ったんだろうな・・・」と思いながら聴いてましたが。
弾いてるうちに調子が上がってきて、フランクの4楽章では、さすがの美音。
もう、いったいどうやったらこんなに綺麗な音が出るんだろう−って美音。
節回しもデュメイらしい、ややアグレッシヴな感じの熱演で。
最後の一音が消えるやいなや、「オーッ」というどよめきと拍手。
スタンディング・オベーションの方もチラホラ。

コンサート専用ホールでなく、床がフラットなイベントホールにパイプ椅子を並べた会場。
天井には何やら配管がクネクネしているためか、何だかジャズクラブにいるような気分になってきて、それがまた雰囲気を盛り上げたかもしれませんネ。

いやはやブラボーでございました。

ピアノは最近お名前をよく拝見する児玉桃さん。
しっかりとした太い音色で、よかったです!

フランクのCDはデュメイのほかにもグリュミオー、オイストラフなど持っとりますが、こちらのフェラスも大好きでやんす。

セザール・フランク ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第4楽章

2013年04月09日

うつくしい音楽! 37

ボク、もしかするとこの曲が一番好きかも知れない・・・

リヒャルト・シュトラウスがヘルマン・ヘッセの詩3編とアイヒェンドルフの詩1編に曲をつけた「4つの最後の歌」。
オーケストラと声楽(ソプラノ)のための曲です。

4曲ともとびきり美しいのですが、特にお気に入りは第3曲「眠りにつくとき」。
中盤のバイオリン・ソロが、それはもう美しい・・・
決して難しい旋律ではなく、ボクでも血の滲む特訓をすれば弾けないことはないと思わせるパッセージなのですが、もう、ただただ美しい・・・

あまりの美しさに、CDを聴くたびに涙ぐんでしまうワタシ。
コンサートのプログラムに入ることは少ないですが、
一度、生で聴いてみたい。

でも、もしホールで聴いたら、涙がこぼれてしまいそう。
ヤダヤダ・・・

作曲は1948年。
第2次世界大戦の直後です。
当然、戦争の犠牲者たちに思いを馳せながら作ったのでしょう。

ヨーロッパ全土が憎しみと恐怖に覆われ、何千万人もが不条理に命を奪われた、その数年後に、こんなに美しい曲が出てくる。
人間て、本当に不思議な存在だよなぁ・・・

ボクのお気に入りCDは、ヤノヴィッツのソプラノ、カラヤン指揮ベルリン・フィル。
キリテ・カナワも持ってますが・・・
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今日はルネ・フレミングの歌でどうぞ。



2013年03月19日

うつくしい音楽! 36

バイオリン教室に通い出して、もう2年半になります。

最近の課題曲は、バッハの無伴奏チェロ組曲第3番から「ブーレ」
(をバイオリン向けに直したやつ)

コレですな↓
http://www.youtube.com/watch?v=5AIpC5tzXhg

バイオリン初心者が一度は習う曲なんですけどね・・・

バッハの無伴奏チェロ組曲って、名曲の誉高いですけど、以前はほとんど聴かなかったんです。
なんか退屈で眠くなっちゃう・・・(うゎ〜、ゴメンナサ〜イ!!)

でも、この機会に聴き直したんです。
そしたら「いや〜 いい曲だなぁ〜」と、しみじみ。
印象が180度変わっちゃって・・・
バッハさん、古今東西の音楽関係者さん、ゴメンナサイ。

若い頃と感じ方が変わったんでしょうかね?

そういえば、バッハの死後、長い間忘れ去られていたこの曲、
パブロ・カザルスが、ふらっと入った古本屋で楽譜を見つけ、一見してその美しさに魅了される−
という超有名エピソードがありますね。
埋もれた名曲と名演奏者の運命の出会い。
古本屋としちゃ、血が騒ぐシチュエーションであります。
「おぉ〜っ! ウチにもなんかないか〜っ!」
(古本屋でなく、骨董屋説もあり)

ま、そんなわけで、最近はこの曲を繰り返し聴いています。
1番のお気に入りは、やっぱり名曲中の名曲、第1番「プレリュード」です。

この曲を聴いていると、必ず思い出す情景があります。
むかしむかし、北海道は大雪山系の山奥にある温泉宿に泊まったんです。
近くに町もなく、幹線道路もなく、夜はシーンと静まりかえって・・・
外に出て空を見上げたら、もう見渡す限り、満天の星空でした。

それはそれは美しかった・・・


プレリュードを聴いてると、あの夜空を思い出す。
「プレリュードって、わりと動きのある旋律なのに、なぜ星空?」
と思われるかもしれない。
でも、あの星空は、単なる決まり文句でなく、本当に「星が降ってくる」ように思えた。
音も動きもないのに、なんだかとっても「賑やか」な印象でした・・・

でもでも、ホントは、それと同時にウイスキーを思い浮かべてしまう。
むかし、サント○ーのピ○アモルトのCMに使われてませんでしたっけ、この曲。
そのイメージが強くって(苦笑)

ボクがいつも聴いているCDは
おフランスの貴公子・フルニエの演奏です。
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てゆーか、これしか持っていない。

きょうはヨー・ヨー・マの演奏でどうぞ。
J・S・バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番ト長調 BWV1007 プレリュード


2013年03月02日

うつくしい音楽! 35

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原作コミック版の「のだめカンタービレ」で知った曲。
エルガーのヴァイオリン・ソナタ ホ短調。

主人公「のだめ」が、相手役「千秋」の実家を訪ねたエピソードで、二人が演奏する曲。
(テレビドラマ版では出てこなかったと思う。アニメ版は見てないので知らない)

最初、エルガーにヴァイオリン・ソナタなんかあるの?!って感じでしたが、
CDを入手して聞いてみると、情熱的でほの暗く、美しい旋律のいい曲!

考えてみれば、エルガーにはピアノ&ヴァイオリン曲「愛の挨拶」がありますもんね。
「愛の挨拶」って「あっ!この曲聴いたことあるある!」第一位じゃないですかね。

だから、美しいヴァイオリン曲は、おてのものなんでしょう。

調べてみると初演は1919年。
すでにストラヴィンスキーやラヴェル全盛の時代。
これだけロマンティックで濃い〜いヴァイオリン曲は、これ以後現れないんじゃないですかね?
濃厚なヴァイオリンの旋律がお好きな方には一度聴いていただきたい!

第3楽章をどうぞ。音声のみ。動画はありません。

2012年11月02日

うつくしい音楽! 34

秋本番!ですね

この季節になると聴きたくなる曲、いっぱいあるんですが、
やっぱりこの曲。

ブラームスの4番です。

冒頭、バイオリンが奏でる、たゆたうがごとき旋律、美しすぎる・・・

ブラームスは、この旋律で秋を表現したわけではないと思いますけれど、
ボクは条件反射のように晩秋から初冬の情景が思い浮かぶのです。

たとえば、窓についた水滴を手でぬぐうと、外に粉雪が舞っている。

ウィーンかハンブルクか、石畳の上を枯葉が風に吹かれ、踊るように飛んでいく。

はたまた、ボクが学生時代を過ごした札幌の街
ころは11月の末、銀杏並木(北大か、道庁前か、真駒内か)に積もった落葉に、この冬初めての本格的な雪が降りかかる−そんなイメージ

先日、バイオリニストのイザベル・ファウストがテレビに出ていて、
細かいことは忘れてしまったのですが、おおよそ、こんなことを語ってました

「音楽は、目でみることも、手で触ることもできない芸術様式です。
それだけに、作曲者・演奏者が頭の中で思い描いたことを、言葉や文化の違いを超えて、むしろダイレクトに表現できるのです」

ブラームス本人がどういうイメージで作曲したのかは誰にもわからないけれど、130年後を生きる東洋のオッサンには、ブラームスの書いた音符から、11月の札幌のイメージが引き出されるって、ちょっと笑っちゃうような話。
だってブラームスは札幌の存在さえ知らなかったのですからね!

でも、それが音楽。
見ることも触ることもできないものが、聴く人それぞれに違ったイメージを呼び起こしている。
おもしろいよなぁ〜

ブラームス 交響曲第4番 ホ短調 作品98

2012年06月18日

うつくしい音楽! 33

まだ続くヴィオラの話。

ヴァイオリンを習っている方なら、こちらのサイトご覧になったことあるのではないでしょうか?
ヴァイオリンがわかる!

こちらの先生が、以前、ヴィオラについて、こんなことを書いていらっしゃいます。
「ヴィオラを弾くことはヴァイオリンを弾く上で有用」
なぜかというと
「ボーイングについてもフィンガリングについても、ヴァイオリンより問題が拡大されるため」
ヴィオラを弾いてみると自分のどこが問題なのかがよくわかる−というのです。
なので、ヴィオラを練習させて「その後ヴァイオリンに戻すと、大抵は良い音になっている。」

なるほど、おっしゃることはわかるような気がする。
「大は小を兼ねる」 違うか・・・
「小よく大を制す」 ますます違うか・・・
ま、とにかく、面白いお話しだな−と思ったので紹介した次第です。

前回、ブラームスのヴィオラ・ソナタを紹介しましたが、このほかにもヒンデミット(ヴィオラ奏者出身ですからね!)、ショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタが有名ですね。
でも、どれもボクには難解で・・・
途中で眠くなっちゃうんですよ。

そんな中、ミハイル・グリンカのヴィオラ・ソナタが親しみやすいメロディーでイイですわ!
あの「序曲ルスランとリュドミラ」のグリンカですわ。
ロシアっぽいほの暗い旋律がヴィオラの音色とピッタリ合っとります。
曲の解説はコチラの方がくわしく書いて下さってます。

ミハイル・グリンカ ヴィオラ・ソナタ ニ短調
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