DSC02569.JPG古書店「氷川書房」と4匹のねこの日々

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2020年01月18日

賽の河原に石を積む

なんかおもしろいこと(不謹慎だが・・)思いついたので備忘に書いときます。

IMFの推計によると2019年の日本のGDP成長率は0.8%だそうです。
(ブルームバーグ11/25)

日本のGDP550兆円として4.4兆円。

一方、損害保険大手3グループが去年の台風15号、19号をはじめとする災害被害に支払う保険金は1兆円にのぼる見込みだとか(時事通信11/19)。
このほかに堤防、道路などなど公共財の復旧費用がかかるわけです。

さらに、2018年も西日本豪雨や台風21号などがあり1.6兆円の保険金が支払われました(朝日2019/5/21)。
この1.6兆円全額でないにしても、相当の額が2019年に実際に復旧・再購入費用として使われたわけで、その額が2019年のGDPに含まれているわけですよね。その他に公共財の復旧費用もGDPに含まれる。

二酸化炭素を排出したり、地球の環境と資源を食い潰して経済成長した分が、「何十年に一度」のはずがなぜか毎年やってくる自然災害であっさりチャラにされる・・・

地球の逆襲が始まった感じ。

賽の河原に積んだ石を鬼にあっさり蹴り飛ばされてるみたいだな・・・

このさきどんどんひどくなるぞ。
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2019年07月17日

またまた固いハナシで恐縮です

ごぶさたしています。

さて、今回も社会ネタです。
ただいま参議院議員選挙が行われていますが、ネット界隈で話題沸騰の山本太郎(れいわ新選組)の演説、私もYouTubeで見ました。



たしかに。グッとくるよなぁ〜・・・
前回の「審議会報告書受取拒否」の件で、今の政府にちょっとした危機感を抱いていたところだし、ワタシも比例は山本太郎に投票します。


話題になれば、アンチも出てくるわけで、人の心をつかむ巧みな演説を「ヒトラーの出現」に例えて危機感をあおる人も散見します。
(まあ、選挙ですから、いろんな意図を持った意見が出るので、言葉通りに受け取る必要はないわけですが)

それで思ったのですが、ヒトラーが政権を掌握するに当たっては、ワイマール憲法第48条、いわゆる「国家緊急権」を悪用したのはよく知られたところ。国家緊急条項なくしてナチス・ドイツは生まれなかった。

いま安倍内閣が目指している憲法改正では「緊急事態条項」を設けるのが目玉の一つだとか。
仮にアンチ山本の言うことが本当だとして、自民党が熱望する憲法改正が「山本ヒトラー」を生むのだとしたら・・・
なんとも皮肉なもんですなぁ・・・


ヒトラーの演説は当然ドイツ語ですから、ワタシにはまったくわからない。
ただ、ユーモラスな感じは全然ないのではないかな?
ユーモアを感じる点で、むしろワタシは山本の演説に田中角栄を重ねました。
もっとも、ワタシの年齢では田中角栄の演説を生で聞いたことはないのですが・・・

まっ なんにしても動物たちも安心して生きられる社会になってくれたらいいな
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2019年06月12日

思いあまって・・・

ごぶさたしています。

ウノと先住ネコたちはあいかわらず仲悪いですが
たま〜にこんな場面も目にします

おっ! となり同士で座っている!
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おっ! いっしょにご飯を食べている!
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ごはんと言えば
このあいだ、いつもネコのごはんを買っているネットショップから「モンプチ」の試供品が送られてきました。
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今日のごはんはスペシャルだよ〜
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おいしい おいしい

あたちも あたちも
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さて
いままで9年間、この日記に社会ネタを書いたことはないのだが、今日はどうしても思い余って・・・

例の「年金では2,000万円足りない」報告書を政府が受取拒否した件です。

報告書を突っ返したって事実は消えないのに−という意見は多くの人が述べたり書いたりしている通りだと思います。

ボクは歴史オタクなので、ニュースでこの件を聞いたとき、とっさに2つの歴史的事件を思いました。

当店のブログを読む方ならよくご存知だと思いますが・・・
一つは「幕府首脳はペリー来航を事前に知っていた」って話

来航の前年に阿蘭陀風説書の「特別号」みたいなのが届き、ペリー提督率いるアメリカ艦隊が日本を目指している−と。
受け取った幕府首脳に与えられた有効な選択肢は2つあった。

一つは風説書のなかでオランダ国王が奨めるように先手を打って開国してしまうこと。
だが、これは大変な政策転換であり、そこまでの決断はできなかった。

もう一つは当時の既定方針に従って武力で追い払うこと。
だが、それには軍備を強化する必要があり、金がかかる。財政難の幕府には痛手だ。

というわけで幕府老中たちは、この報告を見なかったことにしてしまった・・・

もう一つの歴史はノモンハン事件。
ソ連軍の火力や機甲部隊にボロ負けした日本軍。
事件後、いくつかの報告書が作成され、どれも「日本軍も戦車や火砲を大幅に増強しないと近代戦で太刀打ちできない」と指摘していた。
が、これら報告書も金庫にしまいこまれて事実上なかったのと同じことになってしまった。

当時の財政力では戦車や火砲を増強するのは無理と判断されたから、そしておそらく、そんな戦力で近代戦を戦わせた軍上層部に責任が及ぶのを恐れたからでしょう。
結局、第一線の指揮官たちが自決を強要されて事件処理は終了。

今回も金融庁の官僚が何人か責任を取らされるのでしょうね。

報告書をなかったことにしたって
ペリー艦隊が刻々と日本に近づいている事実は変わらないし
日本軍がアメリカやソ連など第一級の装備を持つ軍隊に歯がたたない事実は変わらない。

そして・・
ペリー来航から15年後に幕府は滅び
ノモンハン事件から6年後に大日本帝国は滅びました。

「状況」に対処できない−は、いつの時代にもよくあること。
だが、対処できない「状況」をなかったことにしてしまう−というのは、
社会・政治体制の末期症状のひとつなんでしょうね。

そろそろ
「第二次大戦後体制の日本国」も滅ぶ時が近づいているのかな
動乱の時代が来るのかもしれない

そんな気がしています

2018年07月09日

水害雑感

西日本の水害は大変な事態となってしまいました・・・。

それで思うのは昭和22年のカスリーン台風のこと。
同年9月、関東地方南岸を通過したカスリーン台風による雨のため利根川水系の堤防があちこちで決壊。
埼玉県東部・千葉県北西部から東京下町が大水害に襲われました。
死者・行方不明者 約2,000人。

わが葛飾区は全域が水没、地元では今も語り草となっています。
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画像は葛飾区内の状況ですが、当店のある青戸・立石地域もこんな感じだったと聞いています。

この時の最大雨量は約400ミリ。
これが戦後の治水事業の基準となり、利根川・荒川水系は500ミリの雨にも耐えられるよう整備が進められました。
おかげで、昭和30年代に入るころから東京下町が水害に襲われることはほとんどなくなったのです。

ところが・・・

地球温暖化の影響でしょう、ここ数年「半端ない」雨が毎年のように降るようになりました。
昨年の九州北部豪雨では一日で1,000ミリを超える雨が降ったと聞いています。
報道によると今回の豪雨でも場所により1,000ミリを超えています。
3年前、鬼怒川の堤防が決壊したときも最大雨量は約650ミリだったとか。

もしも、利根川水系で同じような雨が降ったら・・・
いや、「もしも」ではない。
日本のどこかしらで毎年のように起きているのだから、いずれ「その時」はやってくるでしょう。
今年でもおかしくない。

堤防を再強化するにも時間がかかるし、我が国の国家財政に、もはやその余力はないでしょう。
いっぽう、仮に今すぐ温室効果ガスの排出をゼロにしたとしても、これまでに排出されてしまった二酸化炭素によって温暖化は続くでしょう。そのペースは落ちるにしても。

地震よりも、大水害のほうが切迫しているのではないか

そんなことを思った朝でした。

カスリーン台風の参考書:
「特別展 諸国洪水・川々満水−カスリーン台風の教訓」
葛飾区立郷土と天文の博物館 2007
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「特別展 忘れまい大洪水−カスリーン台風回顧展」
千葉県立関宿城博物館 平9
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「報道写真集 カスリーン台風」
共同通信社ほか 1997
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2018年01月05日

今年もよろしくおねがいします

あけましておめでとうございます。

今年はヴェネチアより初日の出の様子をお届けします。
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ウソです。
(そんなん誰もだまされないか・・・)

例年のごとく、近所の川土手の上から見た初日の出でした・・・
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おとうさん、オヤジ特有のつまらない自己満足ネタ、やめなよ〜
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スマン

さてさて
ここ数年、月に数回の細々とした更新が続いていますが、それでも、今年の10月で「氷川書房日記:ねこと古本とバイオリン」も丸8年!

「もうやめるかな〜」と思うこともあるのです。
でも、やめてしまうと、かつてこのブログに登場し、今は亡きネコたち、あるいは行方の知れないネコたちの記憶も消えていってしまいそうで・・・

なので
今年もゆる〜く続けていきたいと思います。
暇なときはのぞきにきてみてくださいね!

2017年12月28日

よいお年を!

今年いちねん氷川書房をお引き立ていただき、ありがとうございました。

今日の東京は冷え切って風が強く、空気が澄んだのでしょうか、暮れる寸前の空の青がとても美しかったので一枚撮ってみました。

うまく撮れたかな
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むかし読んだ魯迅の短編で、暮れる寸前の空を「銀色の空」と表現していたのを思い出しました。
いい表現ですよね〜

それではみなさまよいお年をお迎え下さい。

2017年12月26日

クリスマスイブの怪

今年もよく咲いて私を楽しませてくれたベランダの花たち
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11月初旬で花も終わりました。

ありがとう。ごくろうさま。

本来一年草だが、東京の気候だと春先に追肥してあげれば来年も楽しめるかも
ということで、ざっくりと切り戻して休眠状態に

ところが

12月25日の朝、見ると
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ない!

根こそぎ床に落っこちて散らばっている
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どういうこっちゃ?
24日の朝には異状なかったのに。
クリスマスイブの夜に何が???

強い風が吹いた記憶はない
仮に風が強かったなら、隣の鉢も同じようになるはずだが

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なんともない・・・・

君たち何かした?

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しらな〜い

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しらないよ〜

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ごはんまだ〜?

まあ猫の手が届く範囲を明らかに超えているし・・・

鳥?

サンタクロースのいやがらせ?

謎だ。。。。
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