ごぶさたしています。
ウノと先住ネコたちはあいかわらず仲悪いですが
たま〜にこんな場面も目にします
おっ! となり同士で座っている!

おっ! いっしょにご飯を食べている!

ごはんと言えば
このあいだ、いつもネコのごはんを買っているネットショップから「モンプチ」の試供品が送られてきました。

今日のごはんはスペシャルだよ〜

おいしい おいしい
あたちも あたちも

さて
いままで9年間、この日記に社会ネタを書いたことはないのだが、今日はどうしても思い余って・・・
例の「年金では2,000万円足りない」報告書を政府が受取拒否した件です。
報告書を突っ返したって事実は消えないのに−という意見は多くの人が述べたり書いたりしている通りだと思います。
ボクは歴史オタクなので、ニュースでこの件を聞いたとき、とっさに2つの歴史的事件を思いました。
当店のブログを読む方ならよくご存知だと思いますが・・・
一つは「幕府首脳はペリー来航を事前に知っていた」って話
来航の前年に阿蘭陀風説書の「特別号」みたいなのが届き、ペリー提督率いるアメリカ艦隊が日本を目指している−と。
受け取った幕府首脳に与えられた有効な選択肢は2つあった。
一つは風説書のなかでオランダ国王が奨めるように先手を打って開国してしまうこと。
だが、これは大変な政策転換であり、そこまでの決断はできなかった。
もう一つは当時の既定方針に従って武力で追い払うこと。
だが、それには軍備を強化する必要があり、金がかかる。財政難の幕府には痛手だ。
というわけで幕府老中たちは、この報告を見なかったことにしてしまった・・・
もう一つの歴史はノモンハン事件。
ソ連軍の火力や機甲部隊にボロ負けした日本軍。
事件後、いくつかの報告書が作成され、どれも「日本軍も戦車や火砲を大幅に増強しないと近代戦で太刀打ちできない」と指摘していた。
が、これら報告書も金庫にしまいこまれて事実上なかったのと同じことになってしまった。
当時の財政力では戦車や火砲を増強するのは無理と判断されたから、そしておそらく、そんな戦力で近代戦を戦わせた軍上層部に責任が及ぶのを恐れたからでしょう。
結局、第一線の指揮官たちが自決を強要されて事件処理は終了。
今回も金融庁の官僚が何人か責任を取らされるのでしょうね。
報告書をなかったことにしたって
ペリー艦隊が刻々と日本に近づいている事実は変わらないし
日本軍がアメリカやソ連など第一級の装備を持つ軍隊に歯がたたない事実は変わらない。
そして・・
ペリー来航から15年後に幕府は滅び
ノモンハン事件から6年後に大日本帝国は滅びました。
「状況」に対処できない−は、いつの時代にもよくあること。
だが、対処できない「状況」をなかったことにしてしまう−というのは、
社会・政治体制の末期症状のひとつなんでしょうね。
そろそろ
「第二次大戦後体制の日本国」も滅ぶ時が近づいているのかな
動乱の時代が来るのかもしれない
そんな気がしています